東京都内で常設展で巨匠の名画を鑑賞できる美術館デートプランを紹介するよ!
この記事はこんな人におすすめ!
- 美術鑑賞をしたいけれど、どこへ行けば良いかわからない。
- 東京都の美術館で、どんな絵が見られるか知りたい。
- 美術館のデートプランで悩んでいる。
美術館デートのメリット
筆者は美術館デートを強くおすすめしたい。
美術館デートのメリットを以下に挙げよう。
インテリに感じてもらえやすい
…そうであって欲しいと著者は願う。笑
男性から美術館デートを提案されてたら、映画に誘われるよりもインテリそうに見えないだろうか?
付き合い始めたばかりの彼が「現代アートが好きだ」と言っていたら、「なんかオシャレだな」「考えることが好きなのだろうか」と想像してしまうことはないだろうか?
あくまでもイメージであるが、美術館デートを提案されて嫌がる女性(特に文化系女子!)はいないのではないだろうか。笑
純粋に勉強になる
日本人はアートとの距離感が遠く、格式高く感じている人が多いように感じる。
筆者は美術業界で働いてきたが、普段出会った人たちへ「美術館へはよく行きますか?」と聞くと、肌感覚で3人中2人くらいは「滅多に行かない、美術の見方がわからない」と言われる気がする。
声を大にして伝えたいのだが、アートは難しく考えないで是非楽しんでもらいたい。
この思いは美術館側も同じで、美術館では音声ガイドや解説をはじめ、美術を楽しめる仕掛けが多くあるのだ。デートをしつつ、自分自身も教養や豆知識が増える。こんなデートプラン、素晴らしいではないか!
無言の時間が怖くない&共通の話題で盛り上がれる
美術館内は私語禁止である場合がほとんど。デートであっても、静かに美術鑑賞をするようにしよう。
一見デメリットに見えるが、口下手な著者からすると、これが一番のメリットである。
特に付き合いたての時期、最も不安になるのが、沈黙の時間。彼女を楽しませてあげられなかったら、次回のデートはなくなってしまうかもしれない。
でも大丈夫!
美術館は静かに鑑賞する場であると同時に、共通の話題作りができる場でもある。
男性諸君、美術館デートを計画するときは、美術館へ行った後で、食事なりカフェへ行くようにしよう。逆だと勿体無い。
共通の話題は、好きな絵、印象に残った絵、あの抽象画は理解不能だ、あれでアートなの?、などなど、なんでも良いのだ。
無理に作品を肯定する必要も無い。一つの作品を通じて、あーでもない、こーでもない、と話し合うだけで、美術の知識云々は関係なく、十分に芸術鑑賞をしていると言えるだろう。
価格が安く、見応えがある
昨今、様々な物価が値上がっているが、意外と美術館の入場料は値上がっていないように感じる。
有名絵画の特別展となると入場料が高くなることも多いが、各美術館の常設展の入場料は意外に安い。それに、思いの外見応えがあり、時間が潰せる。
美術館デートは学生カップルにもおすすめしたい。
常設展と企画展の違い
筆者がデートでおすすめするのは、美術館の「常設展」である。
常設展とは、各美術館が所蔵している作品の通常の展示室のこと。
常設展の良さは、なんと言っても空いていること!
常設展のほかに企画展というものがあり、期間限定で特定の画家の展覧会を行なっているアレだ。東京を歩いていると「ルーブル美術館展」やら「ピカソ展」やらと、大きなポスターを見かける、アレが企画展である。
企画展で、「〇〇の絵画、初来日!」なんてものなら、チケットを入手することが大変な上に、大混雑の会場で美術鑑賞で精一杯だ。
デートどころではなくて、雰囲気もムードもあったもんじゃない!!!
その点、常設展は良い。
空いていてゆったり鑑賞できるので、美術鑑賞をしてその後にカフェ〜なんてデートコースにピッタリ!おすすめである。
巨匠の名画に会える美術館を巡るデートは如何?
以下の3つの美術館は、どんなに美術に疎い人でも、絶対に聞いたことがある画家の作品が所蔵されている美術館。
ど定番!巨匠の洋画を堪能できる、都内の美術館を紹介しよう。
※チケット・定休日・営業時間は都度ご確認ください。
【上野】国立西洋美術館
西洋美術の殿堂!
中世末期〜20世紀初頭までの西洋美術作品、それも有名作家の作品がゴロゴロ並んでいる。
見応えがあり、アート初心者にもおすすめしたい。
人気作!この名画はチェックしよう!
- モネ「睡蓮」
- ルノワール「帽子の女」
- ドガ「舞台袖の3人の踊り子」
- ラ・トゥール「聖トマス」
- ゴーガン「海辺に立つブルターニュの少女たち」
- ルーベンス「眠る二人の子供」
場所 | 〒110-0007 東京都台東区上野公園7丁目7−7 |
営業時間 | 9:30~17:30 金曜・土曜日 9:30~20:00 ※入室は閉室の30分前まで |
定休日 | 月曜日/展示替期間/年末年始 |
チケット | 一般500円 大学生250円 |
取扱ジャンル | 洋画・版画・彫刻 |
【京橋】石橋財団アーティゾン美術館
印象派を中心とした、名画が並ぶ。
良い意味で日本人が好きであろう、優雅な作品が多く所蔵されている。2019年にリニューアルオープンして以降、建物がよりモダンで美しくなった。
人気作!この名画はチェックしよう!
- マネ「自画像」
- セザンヌ「帽子を被った自画像」
- モネ「黄金のヴェネツィア」
- モディリアーニ「若い農夫」
- ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
- シスレー「サン=マメス六月の朝」
- 浅井忠「グレーの洗濯場」
場所 | 〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目7−2 |
営業時間 | 10:00 〜 18:00(祝日を除く金曜日は20:00まで開館) 入館は閉館の30分前まで |
定休日 | 月曜日/展示替期間/年末年始 |
チケット | 一般1000円 大学生以下は無料 |
取扱ジャンル | 洋画・現代美術・古美術・版画・彫刻・書・工芸 |
【新宿】SOMPO美術館
印象派(特に後期!)の作品、東郷青児の作品を観るならここ!
また、アメリカ人素朴派画家のグランマ・モーゼスの作品を多く所蔵していることでも有名な美術館である。モーゼスおばあちゃんの心温まる可愛らしい作品にも注目。
人気作!この名画はチェックしよう!
- ゴッホ「ひまわり」
- ルノワール「帽子の娘」
- セザンヌ「りんごとナプキン」
- 東郷青児「望郷」
- ゴーギャン「アリスカンの並木路、アルル」
- ルノワール「浴女」
- グランマ・モーゼス作品群
場所 | 東京都新宿区西新宿1-26-1 |
営業時間 | 10:00 〜 18:00 入館は閉館の30分前まで |
定休日 | 月曜日/展示替期間/年末年始 |
事前販売チケット | 一般1500円 大学生1000円 (当日窓口料金は一般1,600円、大学生1,100円) |
取扱ジャンル | 洋画・版画・彫刻 |
まとめ
アートを気軽に楽しめる場所が、都内には意外と多い。
こんな有名画家の作品がこんな場所にあったなんて…と、楽しめるであろう。
少しでも美術館を身近に、大切な人と出向いてもらえると、美術に携わる筆者としては大変嬉しい。
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