エダマメ
こんにちは!
今回は、我が国を代表する近代巨匠作家、カリスマ大スターであった藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品が鑑賞できる主な美術館を紹介します!
朗報!
生前、日本ではあまり評価されなかった藤田ですが、藤田没後、年々人気は高まり、藤田の作品は日本に多く所蔵されています。
藤田作品は国内の美術館を巡ることで十分楽しめるでしょう。
コアな藤田ファンであれば、フランスまで出向き、藤田のアトリエや礼拝堂を巡る旅も素敵ですね。
美術館は所蔵作品を常に展示しているわけではありません。気になる作品が展示されているか、事前に確認してから美術館へ行くと良いでしょう。
国内編
ポーラ美術館
国内最大規模の所蔵数、約208点のコレクション。
※会期により展示作品は異なります。
5人目の妻である、君代夫人が生前所蔵していたコレクションも含まれます。
- 巴里城門(1914年)
- キュビズム風静物(1914年)
- 姉妹(1950年)
- 校庭(1956年)
- 自画像1929(1929年)
- ラ・フォンティーヌ頌(1949年)
- 誕生日(1958年)
- 連作「小さな職人たち」(1959年頃)
秋田県立美術館
平野政吉コレクション6点を所蔵。
- 秋田の行事(1937年)
- 町芸人(1932年)
- 室内の女二人(1932年)
- カーナバルの後(1932年)
- 自画像(1936年)
- 吾が画室(1936年)
北海道立近代美術館
- 二人の女(1918年)
- 家族の肖像(1954年)
- フランス娘(1945年)
- 猫(1934年)
- 連作「獣一党」(1928年)
- 「平和の聖母礼拝堂」完成記念のためのリトグラフ(1966年)
- 「平和の聖母礼拝堂」ステンドグラス:聖チェチリア(2008)
東京国立近代美術館
藤田の戦争画が見られる唯一の美術館。
所蔵されている戦争画は、アメリカから無期限貸与されているものです。
- 自画像(1929年)
- 五人の裸婦(1923年)
- パリ風景(1918年)
- 猫(1940年)
- ラパスの老婆(1932年)
- 動物宴(1949-60年)
- ラ・フォンテーヌ頌(1949-60)
- 少女(1956年)
- 花カゴを持つマドレーヌ(1934年)
- リオの人々(1932年)
- 画帖2(1942-43)
戦争画
- サイパン島同胞臣節を全うす(1945年)
- 大柿部隊の奮戦(1944年)
- 薫(かおる)空挺隊敵陣に強行着陸奮戦す(1945年)
- 神兵の救出到る(1944年)
- ブキテマの夜戦(1944年)
- ○○部隊の死闘−ニューギニア戦線(1943年)
- 血戦ガダルカナル(1944年)
- アッツ島玉砕(1943年)
- ソロモン海域に於ける米兵の末路(1943年)
- 十二月八日の真珠湾(1942年)
- シンガポール最後の日(ブキ・テマ高地)(1942年)
- 武漢進撃(1938-40年)
- 哈爾哈河畔之戦闘(1941年)
- 南昌飛行場の焼打(1938-39)
石橋財団アーティゾン美術館
約24点を所蔵。
- 猫のいる静物(1939-40年)油彩
- インク壺の静物(1926年)油彩
- カルポーの公園(1940年)油彩
- ドルドーニュの家(1940年)油彩
- 室内(1943年頃)油彩
- 小便をする子どもたち(1955年)油彩
- 巴里風景(1918年)油彩
- 横たわる女と猫(1932年)油彩
- 二人の裸婦(1927年)エッチング・絹
- 人形を抱く子ども(1948年)墨、淡彩・紙
- 女と猫(1938年頃)墨、水彩・和紙
- 婦人像(1927年)鉛筆・紙
- 少女像(1927年)鉛筆・紙
- 桜花に蝶(紙本墨画淡彩)
- 母子像(リトグラフ)
- 猫(1934年)水彩
- 猫(エッジング)
- 自画像(1927年)
- 裸婦(1949年)墨・紙
- 裸婦(エッジング)
ひろしま美術館
約9点を所蔵。
- 裸婦と猫(1923年)油彩
- 受胎告知(1927年)油彩
- 三王礼拝(1927年)油彩
- 十字架降下(1927年)油彩
- アッシージ(1961年)油彩
- 横向きの女(インク, 紙)
- フードをかぶった子供(エッチング, 紙)
- 自画像(インク, 紙)
- T氏横顔 (2枚組) (インク,紙)
豊田市美術館
3点を所蔵。
- 美しいスペイン女(1949年)
- キヤンボシヤ平原(1943年)
- 自画像(1943年)
京都国立近代美術館
- タピスリーの裸婦(1923年)油彩
- 二人の女(1927年)素描
- メキシコに於けるマドレーヌ(1934年)油彩
- 横たわる裸婦(1937年)油彩
- かわいい商人(1960年)版画
- 四十雀(1963年)版画
- タペストリー「日曜日」(1965年)染織、ムーラン・ド・ヴォーボアイヤン / 原画: 藤田嗣治
- タペストリー「アダムとイヴ」(1965年)染織、ムーラン・ド・ヴォーボアイヤン / 原画: 藤田嗣治
軽井沢安東美術館
世界初!藤田嗣治のみを展示する個人美術館!
2022年10月にオープンしたばかりで、約180点の作品を所蔵。
初期から晩年までの作品、特に猫、聖母子像、少女を中心とした作品群と、幅広く展示されています。
- 猫の教室(1949年)油彩
- パリの屋根の前の少女と猫(1955年)油彩
- 腕を上げた裸婦(1924年)油彩
海外編
ポンピドゥセンター・フランス国立近代美術館
10点を所蔵。
- カフェにて(1949年)油彩
- 芸術家の肖像画(1928年)油彩
- 私の部屋、目覚まし時計のある静物(1921年)油彩
- 私の部屋、アコーディオンのある静物(1922年)油彩
- 裸婦(1925年)油彩
- 友情(1924年)油彩
- ケ・オ・フルール、ノートルダム大聖堂(1950年)油彩
- 存在しない鳥の肖像画(1957年)素描
- 横たわっている2人の若い女性(1930年)素描
- 胸をむき出しにした2人の女性(1930年)素描
パリ市立近代美術館
- ジュイ布のある裸婦(1922年)油彩
- 少女(1917年)油彩
- 直ぐに戻ります(1956年)油彩
- おもちゃの歳(1958 – 1959年)油彩
- 花の洗礼(1959年)油彩
- 礼拝(1960年)油彩
- キリスト降架(1960年)油彩
- 「四十雀」シリーズ
- 「小さな職人」シリーズ
- 他、猫、犬、母子のデッサンも所蔵
パリ国際大学都市 日本館
- 欧人日本へ渡来の図
- 馬の図
メゾン=アトリエ・フジタ
パリ郊外の小村にある、藤田の終の住まい。
ノートル=ダム・ド・ラ・ぺ礼拝堂(フジタ礼拝堂)
藤田の手掛けた礼拝堂。
藤田が80歳を目前に、初めて挑んだフレスコ画は必見。藤田と君代夫人が埋葬されています。
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