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挿画本ってなに?巨匠作家の版画作品をお部屋に飾ろう!

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アートを購入したい時
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引っ越した新居に、新しく絵画を買ってみたいけど、美術には疎いし、何を飾ったらよいのかわからないな…

じゃあ、ここは王道かつ有名なピカソの版画はどう?

いやいや、我が家は一般家庭よ!

そんなに高い絵は買えないわ。

いえいえ、買えるんです!

天下のピカソ作品。美術館見る以外にも、数万円から購入できるってご存知でしたか?実は、一般人も頑張れば手に入る価格で、お家に飾れるのです!

今回は、比較的安価で取引されている、挿画本の版画について紹介いたします!

 

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挿画本ってなに?

ピカソやシャガール、マティスにミロ、ダリ…

19世紀末から20世紀の半ば頃にかけて、当時の作家達の中でも、一流人気作家であることを象徴する出版物の仕事がありました。

それが、いわゆる「挿画本」(リーブル・ダルティスト)」と呼ばれるもの。

古典的な物語や詩等に、作家の挿絵を寄せた、超高級な絵本のようなのものです。

当時、主にパリの画商がプロデューサーとなり、出版社から挿画本を出すことができた作家は、ほんの一握りの売れっ子作家。

「挿画本」の仕事を出版社から貰えるということは、一流の人気作家と認められたことを意味するようなもの。このステータスのある仕事が舞い込んできた作家達は、喜んで制作していたようです。

 

渾身の力作を支えた職人たち

売れっ子作家が下絵を描いたら、そこから先の制作は版画工房の職人の腕にかかっていました。

リトグラフ(石版)、銅版や木版などの技法の中から、作品の魅力が最も表現できる技法を選び、熟練の腕の良い職人が制作します。

素晴らしい挿画本の数々は、作家と職人の二人三脚で生み出されたものです。

「〇〇(作家名)の版画」と、作者の名前のみが今日ではひとり歩きしていますが、挿画本の制作は、縁の下の力持ちである版画工房の職人達がいなければ成り立たないものでした。

 

年々、挿画本の希少性は上がっています

挿画本は、職人の手作業で行っており、簡単に大量生産できるものではありません。

部数が多いシリーズであっても、限定300部前後で多いような印象。

現在では、出版から何年も経っているため、市場に出回っているものは、年々減少しています。

挿画本は主にオークションを介して取引されることが多く、シリーズにもよりますが、1冊綺麗な状態で出てきたものならば、何千万、何億万とするものも珍しくありません。

 

挿画本の楽しみ方は色々

オークションで落札された挿画本。
美術館や企業が落札したものは美術品・資料として、1冊そのまま所蔵されることもありますが、画商が落札したものは、1枚ずつページを剥いで額装した状態で販売されることが多いです。

1枚ずつ額装したものは、気軽にご家庭で飾るには丁度良いでしょう。ただ、アンティーク好きの一個人としては、世の中から、綺麗な装丁された挿画本が無くなっていってしまうのが悲しいところ。

挿画本は1冊装丁された状態でアートなのです。

挿画の芸術性はもちろんのこと、文芸カリグラフィー装丁している紙の素材…、などの至る部分にまで様々なこだわりをが詰まっているのです。

もしも、装丁されたままの挿画本を見る機会があったら、とってもラッキー。

挿画以外の部分にも注目してみてくださいね。

 

挿画本を購入する時の注意点

元々本だったものを1枚ずつ額装している都合上、挿画本の版画には作家のサインがありません。(作家が挿画1枚ずつにサインしているものが限定版で存在するものあります。)

そのため、贋作が多く流通しているのも挿画本の特徴
近年、百貨店で版画の贋作を取り扱っていたことが表沙汰になり、大問題となりました。

フリマサイトで出品されている作品、ネット上で異様に安い作品は避けましょう。

百貨店や画廊のような、古物商の資格を持っている場所で購入すると良いでしょう。
更に、検討する際、何店舗か比較してみてください。

入手経路を確認して、挿画本1冊買いをしているのであれば、装丁されていた挿画本を見せてもらうと安心です。普通の画商は額装後も捨てません。「捨てた」などと濁されたら、入手経路を偽られている可能性もあります。

挿画本に限らず、アートは長い目で見て購入を検討した方が良いと思います。
焦らず、色々画廊を巡り、是非、安心できる画廊を見つけてみてくださいね。

挿画本の版画は、有名作家の作品も比較的に安価に入手できます。
巨匠の作品がお家にあったら素敵ですよね。

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